【婚学】を提唱する九州大学大学院農学研究院助教の佐藤剛史先生

【婚学】を提唱する九州大学大学院農学研究院助教の佐藤剛史先生に恋愛・結婚に関する“処方箋”をうかがってきました。

婚学とは?

非婚化、晩婚化、晩産化による深刻な少子化。この重大な問題を解決するには、結婚等に関するポジティブな価値観を形成する教育を行うことです。

例えば、皆さんは、仕事についてはタスクを洗い出し、スケジューリングして、ちゃんと行動できるのに、なぜ恋愛・結婚をそのように考え、行動しないのでしょう?

本気で恋人が欲しければ、本気で結婚したければ、タスクを洗い出し、スケジューリングして、ちゃんと行動し、失敗しても修正、改善する。PDCAです。

また、結婚だって、仕事だって、基本は人間関係形成能力です。ちゃんとコミュニケーションして、何よりも「目の前の人を幸せにしたい」と願う心です。

自分の人生です。仕事するにしても、結婚するにしても、自分の人生を充実させたいのであれば、自分が思い描く未来をリアリティをもって考え、ちゃんと行動し、実現していくしかないのです。

その手助けをするのが「婚学」です。

質問:恋愛・結婚したくても出会いがありません!どうすればステキな人と出会えますか?

佐藤先生からの処方箋

いくつか質問をします。

あなたはモテてますか?デートのお誘いがひっきりなしの状態ですか?

1年後、モテモテになっているという自信はありますか?

この1ヶ月間、何回デートしましたか?

この1週間、何回、異性と二人きりで食事に行きましたか?

この1週間、何回、異性を、二人きりの食事に誘いましたか?

もし、「もてない」「誘われない」「1年後、モテモテになっているという自信がない」のであれば、異性から誘われることは期待できません。

自分から行動するしかありません。

「デートもしていない」「異性と二人きりで食事に行ってない」「異性を、二人きりの食事に誘ってもいない」のであれば、恋人なんてできないでしょう。

自分から行動するしかありません。自分から、誘えばいいのです。

「好きでもない人と二人きりで食事なんて行けない」という声も聞かれますが、そんなことを言っているから、好きな人ができないのです。

好きになるような具体的な行動をすることです。

まず、お友達でも、職場の仲間でも、SNSで知り合った人でも、食事にでも誘いましょう。二人で会うと意外な面も見えてくるでしょう。二人で会い、楽しい時間を過ごせば、「好き」という感情が生まれてくるかもしれません。

そのデートがつまらなかったら、次を探せばいいのです。

質問:結婚はしたいです。でも婚活パーティーなどに行っても何を話していいかわかりません。相手が退屈しないか心配です

佐藤先生からの処方箋

コミュニケーション能力が高い人というのは、「人の話をよく聞く」人です。

優秀な営業マンは、自分がベラベラしゃべったりしません。お客さまが何を求めているか、とにかくよく聞きます。そしてお客様が抱えている問題を解決すべく、一緒に一所懸命に考えます。その結果として、「あの人から買いたい!」という想いが生まれてきて、商品やサービスが売れていくのです。

コミュニケーション能力は、「話す力」ではなく「聞く力」です。

相手の話を、しっかりと聞くことです。興味を持って聞くことです。共感することです。

会話が途切れてしまったら、相手に「質問をする」。

質問をするということは「あなたの話をもっと聞きたい」「あなたに興味がある」という見えないメッセージになります。相手も喜んで話してくれるでしょう。

間違っても、相手の話を遮って、自分の話ばかりしてはいけません。 大切なのは、あなたが「こんな人とはあまり話したくない」と思うようなコミュニケーションを、あなたが絶対にしないことです。

質問:結婚のメリットがわかりません。金銭的・時間的自由がなくなるなど失うもののほうが大きいように思えます。

佐藤先生からの処方箋

「結婚して得るもの」、「結婚して失うもの」を真剣に考え、すべて紙に書き出してみましょう。

例えば、結婚して得るものとしては、「人生のパートナー」「愛情」「子ども」「マイホーム」「社会的信頼」「新しい親戚や友達」「やすらぎ」「家庭的なあたたかさ」「いってらっしゃい、おかえり」などなど。

例えば、結婚して失うものとしては、「自由な時間」「自由なお金」「一人の空間」「自由な恋愛」「名字」などなど。

さて、どちらが多かったですか?

そして、自分の人生において、絶対に大切にしたいものは、その中のどれですか?

結婚して失うものは、永遠に失ってしまいますか?

二度と取り戻せませんか?

人の心には、「損失回避性」と言って、損失を利益より大きく評価する心理が働きます。

とすれば、結婚して失うもの以上に、結婚して得るものを真剣に考えておくことです。


佐藤先生の婚学を受けて、「好きな人が出来ました!」「結婚しました!」といううれしい報告が届いているそうです。婚学は自分の人生と向き合い、真剣に考えること。これを機に「ライフプランデモ」で人生設計してみませんか?